首こり・肩こり

首こり・肩こりと頭痛

首から肩にかけては、頭、首、肩、腕や手を繊細に動かすために神経と筋肉が複雑に絡み合っています。細かい作業や長時間同じ姿勢を続けることなどでこの部分はこりを生じることが大変多く、さらにこりに悩む人の多くが頭痛と眼精疲労に悩まされおり、特に頭痛を併発する人は6割にも上るという報告があります。
これは、首の後ろ側の深部にある頭半棘筋(とうはんきょくきん)という筋肉が緊張し、さらに、その部分を貫いている神経が圧迫されることによって起こる緊張性頭痛と考えられています。また首を通る血管が筋肉の緊張で圧迫され頭痛を起こすケースもあります。首こり、肩こりがありましたら放置せず、すぐに対策をとりましょう。

緊張性頭痛と首こり

緊張性頭痛では、毎日頭が締め付けられるような痛みが続きます。
首がこって緊張性頭痛が起こる仕組みは、首の筋肉が、同じ姿勢を続けていり、細かい腕や手先の作業を繰り返している、また首に強い圧力がかかるなどで硬くなり、首こりを起こし、大後頭神経が圧迫を受けることによると考えられています。そのためこの神経を頭痛の神経ということもあります。当院ではこうした症状に対して効果的なトリガーポイント注射を行っています。

緊張性頭痛と肩こり

頭痛には、片頭痛や群発頭痛など様々な種類のものがあります。そのような中でも一番多いのが緊張型頭痛と言われています。緊張型頭痛は、首から肩にかけての筋肉が緊張することで、脳から発する神経や脳へ向かう血管を圧迫することが原因ですが、筋肉の緊張が続くと首や肩のこりとなります。頭の後ろから頭頂部あたりまでの両側がズキズキと強く痛み、激しい肩こり、頸こりを感じるため肩こり頭痛と呼ばれることもあります。
こりを放置することによって、時々だった頭痛は、毎日続く慢性頭痛になってしまいます。そのため、こりをコントロールし、症状を慢性化させないことが大切です。
当院では、こりの発症のトリガーとなる場所にピンポイントで注射を行うトリガーポイント注射を導入しています。お悩みの方はご相談ください。

悪循環から抜け出すために…

肩こり、首こりは、筋肉が緊張することで起こります。筋肉の緊張によって、血行が妨げられ、だんだんと筋肉に栄養や酸素が行きわたらなくなることでさらに筋肉が硬直してしまいます。筋肉が硬直すると、さらに末梢神経が圧迫され、障害されてくることで、今度は脳に神経からの刺激情報が伝わります。すると脳が肩こり、首こりを認識して、筋肉や血管を収縮させるような指令が出て、結局はこりの悪循環へと陥っていくことになります。放置すればするほどこのサイクルは悪化しながら続いていくため、毎日、適切に運動をしたり、同じ作業を続ける際は適宜休憩を入れたりすることが大切です。

首こり・肩こりとトリガーポイント注射

無理な姿勢や、同じ作業を休みなく続けることなどで、筋肉は緊張を続けついには、ある部分の筋肉に異常が起こり慢性痛となります。初期のうちに適切にその部分をほぐさないでいると、神経はずっと痛みの信号を送り続けて興奮状態になるトリガーポイントができます。これによって起こる慢性の肩こり、首こりの悪循環を断ち切る手段として有効なのが、その部分に直接鎮痛・抗炎症作用のある薬剤を注射するトリガーポイント注射です。

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